日本人なら圧倒的有利!
中国語の難易度について。
中国語をマスターして幅を広げよう!
中国語は難しいって聞くけど、独学でも習得できるの?
中国語はどのぐらいの期間で習得できるんだろう?
目安を知りたいな
少しでも早く中国語を習得するにはどうすれば良いんだろう?
皆さんも1度は同じような悩みを持ったことがあるんじゃないでしょうか?
語学学習をしていれば誰でも通る悩みです。
今回は中国語の「難易度」、「どのくらいで習得できるのか」「どうすれば少しでも早く収録できるのか」などのお悩みに対してお答えしていきます。
先に言ってしまいますが、日本人ならかなりのアドバンテージがあるので難易度について不安になる必要はないですよ。
それでは早速>>>
- 中国語の難易度
- 日本人はどのぐらいで中国語を習得可能か
- 中国語を少しでも早く習得する方法
日本人にとって中国語習得は比較的容易
中国語の難易度は、世界に多々ある言語の中でも最高ランクだと一般的に言われています。
アラビア語と並び、いつも世界一を争っていますね。
そんな中国語ですが、日本人と言う視点から見るとどうなのでしょうか?
参考程度に筆者を例として挙げます。
筆者自身、もちろん義務教育で英語を勉強してきました。
が、しかし英語の能力は壊滅的…笑
ですが中国語は話せます。
ちなみに学習歴で言えば
英語:約10年(TOEIC395点…)
中国語:約3年(2022年時点では学習歴が更に増えていますが、この3年時点でネイティブと話せるレベルにはなっていました。)
ご覧の通り英語の方が圧倒的に学習期間が長かったのに、勉強したことあるのか?と言うレベル。
あくまで一例ですが、英語はなぜかできないんです…
人によって得意・不得意は必ずありますが、実際のデータとして1つの参考にはなると思います。
筆者が中国語を頑張れたのはやはり日本人ならではのメリットを存分に活かせたからです。
英語も当然頑張っていましたが、どうしてもアルファベットに抵抗感があり頭に入ってこなかったり…
やはり勉強しやすいと言うのは非常に大きなメリットとなります。
勉強しやすい言語を学習するなんてなんかズルしてる気がする
なんて人もいるかもしれません。
でも、ヨーロッパ人の多くの人が英語を話せるのを想像してみて下さい。
英語を母国語としていないヨーロッパ人です。
ドイツ、スペイン、イタリア、フランス・・・
なぜ英語が母国語じゃないのにみんな話せるのか?
それは、ヨーロッパの言語は英語と非常に近い言語だからです。
対して日本語と英語はかけ離れている言語とされています。
話が逸れましたが、日本人である僕達は日本語と同じルーツを持つ中国語習得に対してそんなに恐れる必要はないですよ。
ここからは筆者自身の経験も交えて「中国語は英語と比べてなぜ比較的容易だったか」を説明していきます。
理由① 一般的に言われている中国語の難易度は英語圏の人が勉強するケース
見出しの通りですが、一般的に言われている難易度とは英語圏の人から見た難易度であり、僕たち日本人が想定されたものではありません。
日本人目線であれば、漢字を見慣れているのでむしろ英語を学ぶより難易度は低いんじゃないかと感じます。
欧米人が漢字を見るのは、僕ら日本人がアラビア語を見るのと同じような感覚ですからね。
中国語を勉強した事のない日本人でも、中国語はある程度意味が分かりますからね。
この部分のアドバンテージは本当に大きいですよ。
とっつきやすいと言うのは言語を勉強するうえでストレスが軽減されますし、前に進む原動力となります。
理由② 中国語の文法は意外と簡単
英語では「主語が三人称単数だから、sをつけなきゃいけない」とか規則がありますが、中国語にはそんなものは無く日常で使うレベルならシンプルです。
英語のような「過去形だから動詞が◯◯に変化する。」「主語が三人称だから〇〇」と言ったものがないので、書く・聞く・話す際にこの辺りは特に気にしなくて済みます。
恐らく英語で挫折する人の多くはこの時制・動詞の規則変化の辺りじゃないでしょうか?
中国語ではどちらもシンプルです。
それでも「了」の色々な使い方が気になる。と言う人は【徹底解説】中国語の「了」の使い方&文末など位置による意味の違いをご覧ください。
※少し専門的な内容なので、初心者は混乱してしまう可能性があります。
話を戻して…
英語が話せない僕からしてみると英語は、
(主語が三人称だから◯◯)なんて話しながら気にしてる暇ないわ!
って思ってしまいますが、中国語ではこんなことはないですよ。
理由③ 中国語は「漢字」だから
「当たり前だから見なくていいや」って思った人、もうちょっと見てみて下さい。笑
中国語に使われてる文字は漢字(簡体字)だと言うことは誰もがご存知ですよね。
しかし実際にどのように違うのかはあまり知られていないんじゃないでしょうか?
中国で使われている「簡体字」ってどのぐらい違うの?難しいの?
簡体字は「簡略化された漢字」なので初めのうちは見慣れないように感じると思いますが、やっぱり心配ご無用。
確かに違う種類ですが、規則性がありちょっと覚えてしまえば漢字が分かる日本人は結局そんなに苦労しないんです。
以下を見てみましょう。
部首 | 日本の漢字 | 中国の漢字(簡体字) |
---|---|---|
「かねへん」 | 銀 | 银 |
「ごんべん」 | 語 | 语 |
「もんがまえ」 | 間 | 间 |
ちょっと違うんですが、たとえ他の漢字に変わっても「かねへん」「ごんべん」「もんがまえ」などの部首は今後ももちろんずっと同じ見た目です。
どうですか?
違うと言ってもなんの漢字かなんとなく分かりますよね。
なので今後勉強を進めていくうえで新しい漢字と出会っても、多くの漢字を一瞬でなんの漢字か、そして意味も分かってしまいます。
日本人にとっては最高の学習環境なんです。
ついでにHSK4級の穴埋めのサンプル問題も紹介しますね。
HSKは1級〜6級まであり6級が最上級なので4級は上の方が近いレベルになります。
【例文】
地球上约 71%的地方是蓝色的()。 日本語訳:地球上の約71%の場所は青色の〇〇。
今天真冷啊,好像白天最高()才 2℃。 日本語訳:今日寒いなぁ、日中の最高〇〇は2℃らしいし。
いかがでしょうか?
まだ中国語の勉強を始めていないと言う人もなんとなく意味がわかるんじゃないでしょうか?
全く勉強したことがなくても、上級レベルに近い4級の問題が分かってしまうって半端ないですからね。笑
英語で言うと「全く英語を勉強したことないのにTOEICの500点取れちゃう」みたいなレベルですからね。
このように中国語は簡体字ですが結局は「漢字」だと言うことに違いはありません。
今後勉強をしていくうえで新規単語や長文読解をしなければならない際にも、このメリットは日本人には非常に大きな支えになりますよ。
日本人目線!中国語の各ジャンル難易度
ここまで中国語の難易度について簡単に紹介してきましたが、やはり日本人目線でも難しい分野があります。
では、どのような分野が難しいのでしょうか?
以下解説していきます。
読む
日本人最大のメリットですね。
計り知れない恩恵があり、先ほど紹介した通りこのメリットだけでも非常に多くの学習を終えている事になります。
中国語の勉強が進み、初級者→中級者→上級者とレベルアップしていくたびに「日本人であることにどれだけ助けられてるんだろう」と感じるはずです。
学習の難易度が上がった時こそ本当にありがたみを感じます。
勉強する際に、ストレスなく取り組めるのは本当に大きな支えになりますよ。
書く
こちらも日本人のメリットですね!
中国では簡体字、台湾・香港では繁体字(日本でもたまに見る旧漢字です。学→學など)が使われていますが、いずれも日本人なら少し勉強するだけで多くの漢字が書けます。
ただ、日本人だからこその間違いも起きるんですが…
同じように見えても中国語の漢字では「微妙に線が1本少ない」とか
「びみょ〜に線が出てる」とか…笑
しかし今では、私生活ではスマホ、ビジネスにおいてもパソコンで打ち込むって事がほとんどですよね。
なのでしっかり間違いなく書ける事の重要性は低いです。
※もちろん学校のテスト等で必要な方はしっかり区別して書けるようにしましょう。笑
他にも、中国語では彼・彼女・犬などを書く場合、他(彼=男性)、她(彼女=女性)、它(犬など)と書きますが、学校の授業では書き分けなければいけません。
※発音はいずれも同じなので会話では気にする必要は全くないです。
がしかし、ネイティブは日常では全く使い分けないんですよ。。。笑
以前の経験ですが、ある日台湾の友達からこんなメッセージがきました。
我可以带朋友一起去吗?他说有空(友達連れて行っていい?暇らしいんだけど)
他と言うので男性が来るものだと思っていたら、女性が来ました。
思わず聞いてみると「わざわざそんなの使い分ける訳ないじゃん!」との事でした。笑
これはちょっとした例ですが文法に関しては多少のルールはあるものの、比較的自由度も高く基礎を使えれば会話も問題なく行えますよ。
聞く
こちらは間違いなく難関です…
中国語には日本語にない音がたくさんあります。
更にはそこに4つの声調(アクセント)も加わってきます。
声調が上手く聞き取れないと意味が全く異なる場合もあるため、声調の習得には特に練習が必要です。
ちなみに、リスニングを鍛えると今後の勉強が一気に楽になる・楽しくなる・効率UPする。などなど多くのメリットがあります。
筆者の経験上リスニングが中国語習得の鍵であり、この部分が上達すると中国語力が本当にグングン成長していきます。
なので、リスニングは絶対に優先して鍛えていくべきです。
そして、中国語のリスニングを鍛えるならU-NEXTを使うのが超絶おすすめです。
話す
こちらが一番の難関だと思います…
練習あるのみですが、シャドーイング(リスニング教材などの音声と同時に文を読み上げるもの)が最も効果があると言われています。
先ほどお伝えした通り、中国語には日本語にない音がたくさんあります。
実際の会話ではこれらの音をスムーズに話せるようにならなければいけません。
スピーキングを伸ばしていくには本当に小さな積み重ねが大切です。
毎日少しでも暇つぶし程度で構わないので、中国語を口に出してみるのを心がけましょう。
難しい分野ではありますが、「できるかできないかが自分でもハッキリ分かる分野」なので上達も感じやすい部分です。
日本人ならどのぐらいで中国語の習得が可能?
ここでは簡単な会話であれば行える、HSK4級程度を目標とさせていただきます。
※HSK合格と言った試験のための中国語ではなく、4級レベルの会話が行える事を基準とします。
一般的にHSK4級に必要な単語数はおよそ1200語程度と言われています。
この中には日本人なら既に分かってしまう単語も多々含まれているので、実際にはもっと少なくなります。
朗報ですね!笑
習得時間は1日30分~1時間の勉強として、
- ピンイン
→1週間 - 発音・声調
→2週間+他の勉強の際にも声に出してチェックするなど、今後常に並行 - 単語
→他の学習と並行して参考書に出てくるものを習得。参考書の単語をある程度習得したら単語集で最後に1ヶ月ほど。 - 文法
→まずは参考書に出てくる基礎的な文法を1ヶ月程度学習。応用は後回し。(HSK4級なら高難度の応用は必要ない) - リスニング
→リスニング専門教材で3ヶ月程。(非常に大切な為、単語・文法は一旦サラッと進みリスニングの時間をより多く確保しておきましょう) - スピーキング
→リスニング用教材で3ヶ月程。
※最初のうちはリスニングとスピーキングを同時にやると大変なので、分けて勉強しましょう。
ざっくり書きましたが、ここまでで8ヶ月と3週間程度。
リスニング勉強の際に知らない単語・文法が出てきて再度勉強が必要になる為、復習やブラッシュアップが必要になります。
なので、更に1ヶ月程度加えて9~10ヶ月程がこのレベルまでの到達時間だと思います。
ここでは1日30分~1時間の勉強を目安としている為このような期間となりますが、人によって時間とやる気が確保できればもっと早くなります。
少しでも早く中国語を習得するには?
ズバリ!毎日少しでも中国語に触れることです。
当たり前だと思うかもしれませんが、しっかり毎日継続して勉強できていますか?
「今日は急な用事で時間なくなっちゃったから明日頑張ろう。」
「なんか疲れてるから一日ぐらいいっか。」
などと休んでしまうことはありませんか?
毎日継続するって結構難しいんですよね。
では、どうやって毎日ちょっとでも続けられるようにするか…
それは楽しみながら学習することです。
参考書の勉強が辛い日には、中国語のドラマ・映画を見たり、YouTubeで中国語についてアップされている動画を見るなど、娯楽要素の強い方法を選択しましょう。
そんな時にいつでも強い味方でいてくれるのがU-NEXTです。
本当に中国語学習の必需品とも言える存在です。
また、勉強するためのハードルを下げる事も大切です。
「今日は疲れてるから5分だけ」
「参考書を1ページだけ頑張ろう」
などと言う気持ちでも行動できれば素晴らしいことです。
最初の1歩目を踏み出すのは非常に大きなステップですよ。
5分の勉強でも確実に前に進みます。
期間が空くと次に勉強する際に、「えっと、前回勉強したのが確か…」などと思い出すところから始まり、マイナススタートとなってしまいます。
毎日少しだけでも中国語に触れると言うのを意識してみて下さい。
まとめ
最後まで閲覧頂き本当にありがとうございます。
最後のまとめです。
- HSK4級程度の会話習得時間の目安は8~9ヶ月程
- 少しでも早く習得するには毎日少しだけでも中国語に触れる事が大切
以上です。
僕自身もまだまだ勉強中ですが、一緒に頑張っていきましょう!
それではまた!