単語学習は着実に!
無理なく毎日実践で
正確に効率よく語彙力UP!

中国語ペラペラになるまでに単語は数千語が必要って言うけどそんなに覚えられないよ。。。

頑張って覚えてもいつも次の日には忘れてるんだよね…

なんか中国語単語を効率よく覚えられる方法ってないのかなぁ
大家好
中国語学習で必ず付きまとう「終わりの見えない単語学習」
少しでも効率的に確実に覚えていきたいですよね!
今回はタイトルの通り中国語の単語の勉強方法について紹介します。
では早速!
といきたいところですが、本題に入る前に…
中国語を流暢に扱えると言う1つの指標、【HSK6級】だと合格するのに約5000語が必要だと公式サイトでも紹介されています。

5000語にゃんて…
5000語と聞くと「うぅ…」となりますが、実際にはそんなに身構える必要はないですよ!
HSKのようなテストには、やはり日常ではほとんど使わない単語も含まれています。
僕自身ビジネスで中国語を使用していますが、そんなに使っている気はしないですね。
単語学習では、一つ一つ着実に積み重ねていくのが重要です。
当然ですがそれを積み重ねていくと、「気づいたらたくさん覚えてる!」と言う状態になります。
「中国語をペラペラに話すには、数千語覚えなきゃいけないのか…」などと気にする必要はないので、着実に一歩ずつ進めていきましょう。
最後には隙間時間を活かして着実にボキャブラリーを増やす方法も紹介しているのでぜひぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
ちなみに、「絶対に役立つ中国語単語集」も作成したので、ぜひこちらも参考に!
それでは本題へ!
- 中国語の単語を効率よく習得する方法
- 中国語単語を学習するにあたっての心構え
- スキマ時間を活かして中国語単語を覚える方法
中国語の単語学習に必要な事前準備
単語学習を始めるにはピンインが読めなければなりません。
「ピンインなんてまだ読めないよ…」と言う方はまずはピンインをマスターしましょう。
ピンインがまだ読めなくても焦ることはないですよ。
ピンインは全ての基礎になるのでしっかりマスターしてから単語学習に取り組みましょう。
今回ご紹介する方法では確実に効率よく勉強を進めるために、単語専門の参考書を使用します。
また、自作できる単語帳も準備できると尚良いです。
面倒ですがこちらを作成することによって、自身にテストを行うことができ、単語の定着率がUPします。
このようなものです↓
「手作りで作成していくなんて面倒だから無理…」
なんて方には僕も実際に使用しているスマホ1つで単語帳を作成できる素晴らしいアプリがあります。
中国語読み上げにも対応しているので声調の聞き取り練習などにも活用できとても便利ですよ。
中国語単語の学習の流れ 〜3STEP〜

実際の流れはこのようなイメージになります。
中国語の単語学習には復習が不可欠です。
復習を行いつつ着実にステップアップしていきましょう。
ちなみに…
使用頻度の低い単語=難しい単語は最初からガチガチに覚えておく必要はないです。
例えば、「堂哥」「表哥」と言うような単語。
どちらも「自分より年上の男性のいとこ」を表す言葉ですが、
「堂哥」=父方の子供の男性(さらに自分よりも年上)を指す
「表哥」=母方の子供の男性(さらに自分よりも年上)を指す
と言うように中国語では使い分けます。
正直ほとんど使わないので、聞いて「いとこだな」ぐらいに分かれば十分です。
最初に頑張って覚えても使わないので、確実に忘れます。笑
このような単語に時間を使いすぎないようにし、他の単語へどんどん進んでいきましょう。
話がそれましたがそろそろ本題へ!
STEP.1 10単語暗記

まずは1ページ目の最初の単語から10単語を暗記していきます。
この時、必ず1つずつ声に出して自分の声調・発音が正しいかを同時に確認しましょう。
声に出すことで、単語の定着率UP&実際に使う際にもスムーズに話せるようになります。
おそらく10単語を1週しただけでは覚えられないので簡単にテストします。
日本語訳部分を見て(中国語部分は手で隠し)、該当する中国語単語を声に出しましょう。
たまに不注意で中国語単語が見えてしまうんですが、その場合頭の中で「不注意で見ちゃったやつだ。」などと関連づいて記憶できるので、それはそれでアリです。笑
いずれにしても自分が覚えられているかチェックできればokです!
中国語単語が思い出せない場合は、再度暗記。
これを10単語全て覚えるまで繰り返します。
また、10単語覚えたら自作の単語帳(またはアプリ)の表面に日本語、裏面に中国語とピンインを書いておきましょう。
正直この作業面倒なんですが、後々本当に役に立ちます。
楽に復習テスト・クイズもでき、確実に単語を定着させることができますよ。
使用方法はSTEP2で紹介します。
STEP.2 前日の10単語復習+10単語暗記

STEP.2からは前日分の復習が加わります。
この比較的短い期間内での復習が非常に大切で単語習得の肝になるので必ず行うようにしましょう。
ここで前日作成しておいた「自作の単語帳」が登場します。
やり方は至ってシンプル。
表面に日本語が書いてあると思いますので、
- 日本語を見て、該当する中国語を思い出す
- 声調・発音に気をつけて声に出す
- 思い出せない場合は、裏面の中国語を見て再度暗記(声も出す)
- 10単語連続で間違いなく正解するまで繰り返し
- 単語の順番をシャッフルして、再度10単語連続で正解するまで繰り返し
昔行っていた原始的な方法なんですが、なんだかんだ一番効果的だった方法です。
作成が面倒なんですが、一度作った物は1年語、2年語、5年語に何よりも優れている教材になります。
数年語に見返してみると改めて勉強になりますよ。しかも手軽に勉強できる。
前日分の復習を終えたら、新規の10単語の習得です。
やり方はSTEP.1と同じく、
- 新規の10単語を一つずつ声に出しながら暗記していく
- 日本語訳部分を見て該当する中国語を声に出す
- 思い出せない単語は再度暗記
- 10単語全て覚えるまで繰り返す
- 最後にこの10単語を自作の単語帳に書き出す(表面に日本語、裏面に中国語)
ちなみに、無理のない範囲と言うことで10単語を指定していますが、個々の状況に合わせて増減させてokです。
ただし、毎日行うことが大事なので無理のない範囲で続けてください。
1日サボってしまうだけでも、取り戻すのは意外と苦労します…
もし、サボってしまった場合でも次の日にはなんとか取り返しましょう。
STEP.3 前日&前々日の20単語復習+10単語暗記

ここからは前日分&前々日分までを復習して、今後はこの繰り返しですね!
一応改めて載せておきます。
まずは単語帳を使用し、前日&前々日分の復習。
流れはこんな感じ↓
- 日本語を見て、該当する中国語を思い出す
- 声調・発音を気をつけて声に出す
- 思い出せない場合は、裏面の中国語を見て再度暗記(声も出す)
- 10単語連続で間違いなく正解するまで繰り返し
- 単語の順番をシャッフルして、再度10単語連続で正解するまで繰り返し
前日分と前々日分の20単語になるので、前々日分の10単語のみを先にやってもいいですし、20単語まとめてやってもokです。
いずれにしても、20単語をしっかり復習できればok。
その後、新規の10単語を習得↓
- 新規の10単語を一つずつ声に出しながら暗記していく
- 日本語訳部分を見て該当する中国語を声に出す
- 思い出せない単語は再度暗記
- 10単語全て覚えるまで繰り返す
- 最後にこの10単語を自作の単語帳に書き出す(表面に日本語、裏面に中国語)
ここまできたらこれを習慣化するだけです。
次の日(4日目)は前日分(3日目分)・前々日分(2日目分)の20単語復習&新規の10単語習得。
ひとまず復習は最大で前々日分までで構いません。
もちろん勉強してきた範囲を全て毎日復習できれば良いですが、作業量が増えすぎてキツくなるので無理のない範囲で毎日少しずつ学習するのが大切です。
また、目安として1週間・長くても1ヶ月経過した時点でそれまで勉強してきた範囲を総復習しましょう。
総復習と言っても自作の単語帳を使えばクイズ形式のような形で簡単におさらいできるのでちょっとしたチャレンジと言った気持ちで望んでください。
この総復習によりさらに単語の暗記率を高められます。
忘れてしまっている単語も多々出てくるかと思いますのでその都度暗記。
全て覚えたら再度シャッフルして気楽に復習していきましょう。。
今回説明したSTEP.1〜3までを習慣化し繰り返していければ、着実にステップアップできます。
繰り返しの復習が何よりも1番大事!

ここまで長らく閲覧頂き、ありがとうございます。
何度も同じような話となり申し訳ないですが、見出しの通り繰り返し復習することが記憶の定着において非常に重要です。
人間の記憶の定着についてこんな実験結果があります。

エビングハウスの忘却曲線
Wikipedia
と言うもので実験結果では、
- 20分後には、節約率が訳58%
- 1時間後には、節約率が訳44。
- 1日後には、節約率が訳26%
- 1週間後には、節約率が訳23%
- 1ヶ月後には、節約率が訳21%
となっています。
分かりづらいので簡単にまとめると、
一定時間経過後に復習する際、記憶の定着までの時間をどの程度節約できるかを表しています。
もっとざっくり言うと、早く復習した方が記憶が定着しやすく時間の節約(効率的)になるよ〜ってことです。
こう言った理論うんぬんもありますが、定期的に復習すると本当にしっかりボキャブラリーが増えていくので、ぜひ実践してみて下さい!
中国語の単語学習における注意点

1回頑張るより、毎日ちょっと頑張ろう
「1回頑張れること」ももちろん素晴らしいです。
しかし、単語学習はやはり繰り返すことで最大限の効果が得られます。
僕自身の実体験でもありますが、1回だけ頑張って覚えた単語はそのほとんどが記憶に定着できていないケースって多々ありますよね。
テスト前日の駆け込みなんかがまさにそうです。
「これ昨日やったのに!!」ってなるアレです。笑
ここでは1日10単語と紹介させて頂きましたが、1日10単語を1年続けられれば「3650」単語になります。
冒頭で説明したHSK6級に必要な単度数は約5000語と言われています。
しっかりと取り組んでいければ1年半ほどでHSK6級合格に必要な単語を習得できる計算になります。
もちろん、この中には忘れてしまう単語も出てくるかと思います。
それでも一度ちゃんと覚えたことのある単語は実際のコミュニケーションのシーンなんかでも耳にするとフラッシュバックのようにパッと浮かんできたりします。
忘れていたようで実は勉強した効果はしっかり出ていますよ。
1日10単語。
日々の疲れの中で勉強に前向きになれないこともあるかと思います。
そんな時は5単語でも!
なんなら3単語でも!
意外と最初の1歩だけ動かせてしまえば、「もうちょっと頑張ろう。」なんて風に結構頑張れることも多々ありますよ。
※無理はせず。本当に3単語でも十分成長に繋がっています。
ちょっとでも触れると言うことを意識してみて下さい。
ピンイン・声調も正確に覚える
中国語単語のボキャブラリーを増やしていく事がメインですが、ここで間違った発音を覚えてしまうと今後ずっと間違え続けてしまう可能性があります。
とは言え、発音や声調を気にしすぎて他の勉強の時間が取れなくなるのも大きなデメリットなので難しいところですが。。。
単語学習にはセットで発音や声調も意識する。と頭の片隅に入れておくぐらいで良いです。
僕自身も未だにたまーにミスしたりします。
2声と3声を間違っていたり、どっちだったか曖昧だったり…
修正してくれる誰かがいればいいのですが、これに関しては実際に中国人・台湾人と会話をしていてもあまり訂正してもらえません…
僕ら日本人もそうですが、外国人のアクセントがちょっとおかしくてもわざわざ会話を止めて、「間違ってるよ!」と指摘しない事が多いですよね。
会話を止めるのも申し訳ないですし、聞き取れるしいいかなと流す場合が多いかと思います。
ですので、自分自身で初めから意識しておくようにしましょう。
少しでも「あれ?これ3声だったっけ?」みたいに感じた場合はすぐに調べて記憶の上書きをしましょう。
声調の覚え方はこちらを参考にして下さい。
隙間時間を活かして中国語ボキャブラリーを増やす方法

通学や通勤の電車の中・部屋などでボーッとしている時間ってないですか?
そんな時に、「目の前にある物を中国語でなんて言うか気にしてみる」と意外と分からないものだらけで、勉強になりますよ!
例えば、何気なく家に置いてあるホチキス(订书机)、電車でいつも掴んでいる吊革(吊环)なんかは中国語ではこのように言います。
ふと周りを見渡してみると、中国語ではなんて言うか分からない物だらけだったりします。
そこから更に、「じゃあ吊革を掴むはなんて言うんだろう?」(抓住吊环,抓紧吊环)
などと考えてみると、動詞も覚えることができしっかりスキマ時間を活かすことができますよ。
おすすめの習得方法は2つあります。
- その時の熱量・空気感を大切にし、その場ですぐに検索する
- 一旦日本語だけメモし、溜まってきたタイミングで一斉に調べる
1番の方が「その時の状況や景色などと結びつく」ため記憶に残りやすいですが、疲れている時なんかは2番の勉強方法がオススメです。
いずれにしても、まずは身の回りにある物が中国語でなんて言うのかを意識してみるところから始めてみて下さい!
まとめ

今回は中国語の単語の覚え方、隙間時間の活かし方についてご紹介させて頂きました。
最後にざっくりまとめると、
- 毎日10単語・3〜5単語など、少しでもを意識し中国語のボキャブラリーを増やす
- 必ず前日・前々日の内容を復習。更に1週間〜1ヶ月後を目安に総復習を行う
- 1回頑張るより、毎日ちょっと頑張ろう!
- ボーッとしている時間に「これは中国語では何て言うんだろう…」と意識し、隙間時間を活かす
最後まで長らくお付き合い頂きありがとうございました。
今回の記事が皆さんの中国語スキル向上に役立っていれば幸いな限りです。
一緒に中国語学習頑張っていきましょう。
それでは!