中国語の人気、名実No.1検定「HSK」とは?
HSKを知って目標を作ろう
HSKの概要からレベルも紹介!
中国語を勉強するのは決めたけど、持ってたら将来役に立つ検定とかってあるのかなぁ
やっぱり目標があった方がやる気出るよね!
HSKの何級ぐらいがビジネスレベルなんだろう?
今回はこんな悩みをお持ちの人へ向けて「HSK」とは?について解説していきます。
まだ中国語を勉強したての人は「HSKとはなんぞや?」って感じだったり、「聞いたことはあるけど…」って人もいるかもしれませんね。
僕自身も中国語を勉強したての頃はまだまだ検定なんて関係ない。って感じだったのでほとんど知りませんでした。
ざっくり言うと英語の「TOEIC」の中国語バージョンです。
中国語学習者であれば必ず通る道なので、必須の試験(検定)とも言えます。
なので、ざっくりではなくちゃんと解説していきますね。笑
今回の解説が参考になれば幸いです。
それでは早速!
- HSKとは?
- HSKの特徴・レベル
- ビジネスレベルはHSKの何級からか
HSKとは?
HSKとは「中国政府公認」である中国語の最も一般的な検定です。
中国語スキルを証明する世界標準の資格とも言えますね!
HSKは300点満点で1級〜6級まであり、6級が最上級となっています。
日本の検定とは異なっているので気をつけましょう。
また、1〜4級までは180点が合格点、5級6級では合格点がありません。
世界標準と言うこともあり当然、世界中の中国語学習者が受けるので知名度は抜群でちゃんと証明にもなります。
中国企業や中国の大学に留学したいなどと言うケースであれば、HSKの証明が必要と言うケースも多いですよ。
HSKの受験料・受験時間
こちらがHSKの各級の料金になります。
こうやって見ると結構高いですね。
最難関の6級は約1万円です。
高っ、金欠だよ。。。
どうにか1回で納得いく点数が取れるよう頑張りましょう。笑
そしてHSKの受験時間はこちら。
ちなみに「口试」と言う「口頭試験(略してHSKKと呼びます)」もあります。
やっぱり同じく高いんですよね。
HSKKの試験内容は全て録音方式です。
んっ?ってなりますよね。笑
どう言うことか説明すると、
- 部屋にボイスレコーダーが置いてあって中国語で放送が流れます。
- その放送に対して中国語でボイスレコーダーに回答を話しかけます(録音します)。
これが大まかな試験の進め方です。
HSKKの各級位受験時間はこちら。
HSKKの詳細についてはまた別記事で紹介しますね。
HSKのレベル紹介
4級までなら第二言語として中国語を学習している人でも比較的用意に取得することができるとよく言われています。
ですが、5級からは難易度が跳ね上がります。
5級では中国語をしっかり勉強していないと難しいです。
また、以下は語学レベルに対しての基準・枠組みのようなものですがこちらを参照すると自身の語学レベルがどのくらいかを世界基準で知ることができます。
CEFR(セファール)
ヨーロッパで使われているガイドライン。
HSKの結果から自分の中国語レベルがどのくらいかを知ることができる指標。今までは他の言語との互換性は曖昧でしたが、このガイドラインによって自身が第二言語(外国語)をどのくらいの習得状況かが分かるのが大きなポイント。
HSK公式サイト
ちょっと今の説明では分かりづらかったかもしれないので、ストレートに言うと「TOEIC」や「HSK」など種類が違っても語学レベルを比較できるようになったと言うことです。
例えば今まではHSK 「4級」が「TOEIC」で言うと何点くらいの能力なのかは分からなかったものの、このCFERを使えば算出することができます。
- HSK4級はCFERでB2ランク
- TOEICでCFERのB2ランクに相当するのは(TOEICでは語学の4技能分野別での算出になってしまう)
リスニング 400~
リーディング 385~
スピーキング 160~
ライティング 150~
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html
TOEIC公式サイト
このようにもしHSKとTOEIC両方を受けていれば中国語と英語、それぞれの技能どちらが上なのか等を見比べることができます。
その他、この規定を見てみるとHSK5級はCFERのC1ランクに相当し、これは世界基準で上級者のレベルにあたると書かれています。
つまりHSK の5級6級が世界基準で中国語の上級者にあたります。
ビジネスレベルはHSK何級から?
ここまでご覧いただきもうすでに予想はついてしまったかと思いますが、一般的に言われるのはHSK5級以上です。
これは僕自身の就職活動の体験とも一致してます。
中国語スキルを持つ人材を必要としている様々な企業では大体このHSK5級以上を求めてきます。
募集要項にも大体同じように記載されていますね。
ですので、将来ビジネスで中国語を使いたいと少しでも考えているのならばHSKの5級を目指して頑張りましょう。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回のまとめです。
HSKとは
- 中国政府公認の検定で、世界標準の中国語資格
- 1級〜6級まであり、各300満点
- 1級〜4級までは180点が合格点
- 5級6級は合格点なし
HSKの受験料
約3500円から約1万円
HSKの受験時間
約50分〜約150分
ビジネスレベルは?
HSK 5級以上
となっています。
もし今後HSK受験を考えているのならばぜひ参考にして下さい。
それではまた!