シンプル thinking。
中国語の「要」、「想」、「想要」。
もう悩む必要なし!

今までなんとなくで流してきたけど、実際どんな違いがあるんだろう…?

どれも同じようなもんだと思ってた!違うニュアンスってあるの?
この「要」「想」の違いや使い方の差別化については中国語を学習していると誰もが必ずぶち当たる疑問ですよね。
しかし「とりあえずまあいっか。」とその場をしのいできた方も多いのではないでしょうか?
ちなみにその代表が僕です。笑
せっかくなのでここで一度「要」「想」そしてついでに「想要」の使い方も整理して正しく覚えましょう。

- 「要」「想」「想要」の違い
- 「要」「想」「想要」それぞれの用法・意味合い
「要」はneed、「想」はwant、「想要」はより強いwant

あまり英語で説明はよくないと言われますが、ケースによっては英語で説明した方が理解しやすい場合もあるので英語で説明します。
「要」の場合は何かをする必要性があるか。と言うところがポイント。つまり英語だとneedですね。
反対に「想」は単純に何かをしたいかどうか。が焦点となります。英語だとwantですね。
そして「想要」は〜したいと言う気持ちが単なる「想」よりも強い側面があります。
つまり気持ちや必要性の強さを式で表すと
要>想要>想
になります。
ちなみに「想」には英語でいう”think”の意味合いもあります。
例を挙げると
我想你应该多休息一点 (あなたは少し休んだ方がいいと思う。)
正直このように「想」の用法がかなり多岐に渡るため、他の単語とかぶる部分が出てきてしまい頭がごちゃごちゃになるんですよね。
このthinkの「想」については今回は説明を省きますが、このような用法もあるということだけ頭の片隅に置いておきましょう。
では、「要」「想」「想要」の用法をそれぞれ見ていきます。
「要」の用法・使用例

「要」は必要性があるかどうかがポイントでしたね。
我要喝水(水が飲みたい=喉を潤す必要がある)
我要做作业(宿題やらなきゃ)
このように行う必要があるかどうかが焦点です。
日本語に直すと「〜したい」と言う訳になってしまったりしますが、意味合いとしてはやはり必要性があるかどうかになります。
注意点としてはこれは「〜が欲しい」と言う意味での「要」には当てはまらないこと。
我要这个(これが欲しい)
このように「これが欲しい」と言う場合には必要性のほか単純に欲しいと言う願望であるケースも多々あります。
「想」の用法・使用例

「想」は単純にしたいと言う願望があるかどうかがポイントです。
我想喝水(水が飲みたい=純粋に水を飲みたい)
我想出去玩(遊びに出かけたい)
これらのように純粋に〇〇をしたいかどうかが問われます。
「想要」の用法・使用例

「要」「想」に加えてこの「想要」があるから悩まされるんですよね。
なぜこんな単語を作ってしまったのか…笑
こちらはしたいと言う気持ちが「要」よりは弱く「想」よりは強めの意味合いになり必要性も加わってくる場合もあります。
例を挙げてみましょう。
我想要喝水(水が飲みたい=単独の想よりは飲みたい気持ちが強い)
我想要休息(休みたい=まあまあ疲れていて休みたい気持ち、休まなきゃと言う必要性もある)
このように意味合いも結局は「要」「想」の2つが混ざり合っているような感じですね。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
最後にまとめです。
要>想要>想
- 「要」は必要性があるかどうか
- 「想」は単純にしたいと言う願望があるかどうかがポイントです。
- 「想要」は「要」よりは弱く「想」よりは強めの意味合いになり必要性も加わってくる
ここまで説明してきましたが、正直実際の日常会話の中でそこまで気にする必要はありません。
専門家でもない限りこんな細かい部分まで気にする必要はなく、ここに時間を費やすより早く他の勉強に進んだ方が有益だからです。
中国語母語者と話している際にこの辺りの違いは特に指摘されることもなく、もちろん間違いにもならないのでこう言った違いがあることを簡単に頭に入れておくだけで問題ないですよ。
今回は以上になります。
それではまた!
