【効果絶大】中国語のシャドーイングのやり方|コツやおすすめの教材

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ペラペラになりたいならコレ!
初心者、中級者、上級者
誰でも必ず役立つシャドーイング

考える人

早くペラペラになりたいのに口が回らない!

悩む人

発音とかリスニングとかやること多すぎる…

考える人

なにか画期的な方法を教えて!

それならスピーキングもリスニングも両方同時に鍛えられるシャドーイングがおすすめ。

スピーキングは中国語の中でも独特の難関ポイントで、1番苦労する部分ですよね。

筆者自身も中国語初心者の頃は口が回らないし、声調もブレブレで全くできていませんでした。

ある頃からシャドーイング学習に力を入れ、その甲斐もあり中国人から外国人だとバレない事もしばしば…と言う状態になれました。

ペラペラになるには少しずつ積み重ねていくことが大切ですね。

今回はシャドーイングのやり方、効果。最後にはコツやおすすめの教材も紹介していきますので最後までご覧ください。

それでは早速>>>

よっぴ

ちなみに「シャドーイング」は中国語で『gēnliàn
』と言います。

この記事で分かる事
  • シャドーイングのやり方
  • シャドーイングの効果
  • シャドーイングのコツ
  • おすすめのシャドーイング教材
目次

シャドーイングの効果

シャドーイングは1つのみならず様々な効果が期待できます。

  1. いくつもの能力を同時に成長させられる
  2. 中国語の発音矯正
  3. 中国語の難しい口の動きが身に付く
  4. 実践においてフレーズが「ポンッ!」と浮かんでくるようになる
  5. 短時間から手軽に実践できる良質な学習方法

1つずつ見ていきましょう。

いくつもの能力を同時に成長させられる

手順は後ほど記述しますが、シャドーイングはまず文章を聞き込む必要があります。

その際にリスニングを鍛えられます。

さらに聞いて声に出す事で発音・声調も同時に矯正可能になります。

さらにさらに、文章中に出てくる単語やフレーズも口に出すことになるので、同時に習得でき多数のメリットがあると言えます。

中国語の発音矯正

ネイティブの音声を繰り返し聞くことになるため、正しい発音が頭に蓄積されていきます。

正しい発音を知ったうえで声に出していくので、繰り返し行うことで確実に正しい発音が身に付いていきます。

中国語の難しい口の動きが身に付く

中国語は口の中の使い方が日本語と全く異なります。

シャドーイングの1番のターゲットはこの部分とも言えます。

中国語は本当に日本語にはない発音ばかりなので、日本人が1番苦労する部分です。

舌の位置が前に行ったり、後ろに行ったり「こんなん舌つるわ!」ってぐらいとことん忙しいです。

でも、繰り返し練習をすれば少しづつ慣らすことが出来ます。

地道な特訓が必要ですが、確実に成長していきます。

実践においてフレーズが「ポンッ!」と浮かんでくるようになる

効果絶大なシャドーイングですが、繰り返しの練習が必要なので一定の努力は必要です。

その為、何回も練習を重ねていくと文章を暗記してしまうようになっていきます。

しかし、「文章を暗記してしまうぐらいになる」と言うのは大きな進歩でもあります。

正しい言い回しが習得でき、頭にフレーズが入っていることから実践でも自然と浮かんでくるようになります。

しかもフレーズの中の単語を変えていくだけで自然と応用もできてしまうようになります。

短時間から手軽に実践できる良質な学習方法

仕事や学校、アルバイトなど忙しい人でもスキマ時間にサクッと行えることも嬉しいポイントです。

大事なのは少しだけでも良いので、毎日取り組む事です。

「今日は5分だけ。」と言うような意識が非常に大切です。

行動するためのハードルを下げてあげましょう

5分でも毎日取り組んでみましょう。

シャドーイングとは

で、「そもそもシャドーイングとは?」って思っている人もいるかもしれませんね。笑

シャドーイングとは「元々は同時通訳者、いわばスペシャリストのための訓練方法。」

しかし、多くのメリットがあることから、語学学習者全般に役立つとされ今では当たり前となった勉強方法です。

シャドー(影)という名の通り、ネイティブ音声のすぐ後にピタリと続いて音読するのがシャドーイングの特徴です。

シャドーイングの実践方法

実際のステップに入る前に…

シャドーイングを行うには適した教材が必要になります。

今後長期的に使用していくものになるので一冊準備してしまいましょう。

中国語のシャドーイングにおすすめの教材・参考書

以下の「通訳メソッドを応用した中国語短文会話800」は日常でも使える短文が多く記載されており、なおかつめちゃくちゃわかりやすく整理されています。

本当におすすめできる一冊です。

もしくは、以下のようなリスニング用の教材でも全然問題ないです。

実際に筆者は下記の本もシャドーイングに使用していました。

シャドーイング以外にも中国語学習に必ず役立つ本や参考書は【独学・検定対策】中国語の勉強に効果絶大なおすすめ参考書・本を紹介にて紹介しています。

ではシャドーイングの実践方法に入っていきましょう。

シャドーイングのやり方~4STEP~

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ここでは1つずつ集中して取り組むために4つのステップに分けて実践方法を紹介します。

STEP
中国語テキストを見ずに音声を聴く

そもそもシャドーイングとは音声の後を「影のようについて行く」勉強方法ですよね。

上級者であれば初見の中国語音声の後をピタリとシャドーイング出来るかもしれませんが、初心者にはいきなり知らない文章を最初からシャドーイングは難しいです。

まずは1つずつ細かく分けて実践しましょう。

初めにやることは中国語音声のリスニングです。

ここではまず、参考書の中国語テキストは見ずにリスニングします。

この段階では全てを完璧に分からなくても問題なし。

ひとまず大体の意味を把握します。

シャドーイングはスピーキングがメインの練習のため、中国語の意味についてはガッツリ知る必要はないです。
(ただしここで理解してしまえば今後楽になるので、余裕があれば新しい単語なんかは覚えてくださいね)

目安としては2~3回ほど聴き、ある程度どんな内容かを把握したらSTEP.2に進みましょう。

STEP
中国語テキストを見ながら音声を聴く

STEP.2では「中国語テキストを見ながら音声を聴き、理解を深める」までを行っていきます。

これに加えてこの段階で、シャドーイングの前準備として、まずは音読である程度スラスラ話せるまで練習していきます。

STEP.2の流れとしてはこのようになります。

  1. 分からない単語のピックアップ
  2. テキストの音読
  3. 読めない・声調が曖昧な単語はピンインを振っておく
  4. スラスラ話せなかった単語を「単語のみ何度も声に出して練習」
  5. 改めて中国語テキストを全て音読する

①分からない単語のピックアップ

聴いていると「こんなこと言ってたんだ」みたいなものも見つかると思います。

ピックアップする際には、その単語に色付きのアンダーラインなどを引いてピックアップしたものだと分かるようにしておきましょう。

覚えられなかった単語は忘れがちなので、いつか復習する際に覚えやすくなります。

②単純に中国語テキストを音読する

ここで読み方や声調が曖昧なものが出てくるかと思います。

音読を通して読めない単語をなくす作業です。

③少しでも曖昧な場合はあらかじめ中国語単語の上にピンインを振っておく

曖昧だった単語にピンインを振っていきましょう。

④スラスラ話せない単語は1つずつ確実に練習していく

長文で練習するのは効率が悪いので、まずは上手く言えなかった単語のみを繰り返し声に出してスラスラ話せるように練習しましょう。

⑤改めて中国語テキストを全て音読する

ここでもまだつっかえたり、スムーズに話せないと言う部分もあるかと思います。

つっかえた部分は再度その部分だけ繰り返し練習しましょう。

全体を通して全てスムーズに話せるようになっていれば完了です。

STEP
中国語テキストを見ながらシャドーイングする

遂にここからが本番です。

STEP.2で前準備ができていればここはスムーズにパスできるはずです。

STEP.3の流れはこのようになります。

  1. 中国語テキストを見ながら音声に合わせてシャドーイングする
  2. ついていけない部分は一旦音読に切り替えて練習する
  3. 1&2を繰り返し

早速中国語テキストを見ながら音声と同じぐらいのタイミングで音読(シャドーイング)していきましょう。

ここではまだ中国語テキストを見ている為、声に出して読んでいくタイミングは、音声と同じぐらいのタイミングで大丈夫です。

つっかえたりスムーズに話せない、音声のスピードについていけない場合は改めて音読で練習しましょう。

STEP.3ではこのシャドーイング←→音読の作業を繰り返していくことになります。

いきなり長文だと難しい場合は、まずは1文ずつなどと区切っても全く問題ないです。

繰り返し練習して出来るようになったら冒頭から末尾まで一気にシャドーイングしていきましょう。

全て中国語音声に並んでスムーズにシャドーイング出来るようになったらSTEP4へ。

STEP
中国語テキストを見ずにシャドーイングする

最後に、中国語テキストなしでシャドーイングを行います。

STEP.4の流れはこんな感じです。

  1. 中国語テキストを見ずに音声のすぐ後について”シャドーイング”
  2. ついていけない場合は改めてその部分を特訓
  3. 1&2を繰り返し

ここではひたすら練習あるのみ。

中国語音声に続いてひたすらブツブツと声に出してついていきましょう。

スムーズに言えずついていけない部分もあるかと思います。

そう言った場合にはついていけない部分を単体で練習しスムーズに言えるようになってから再挑戦!

誰に聞かれる訳でもないですし、自分の為の特訓なので間違えても全然構いません。

むしろ間違えてもとにかく実践することが何よりも大切です。

最終的に音声のみを頼りにし、特に不自由なく音声の後をピタリと続いてスピーチできるようになっていれば完了です。

お疲れ様でした。

シャドーイングする際の注意点

無理やり音声に追いつこうとしない

「1度目からすぐに音声の後をピタリとシャドーイング。」

とはなかなか上手くいかないと思います。

そのような場合に、「ちゃんと読めなくてもとにかくついていく」のはおすすめできません。

一旦、シャドーイングはやめてつっかえてしまったフレーズ・単語を単なる音読で練習しましょう。

練習後改めて実践です。

中国語の発音・声調も手を抜かない!

どうしてもスピードに意識が行きがちですが、発音・声調のトレーニングでもあります。

発音は最初のうちに自分が楽な発音に慣れてしまうと後からではなかなか強制しづらい部分もあるので、ちょっとだけ意識するようにしましょう。

1つ1つの発音や声調にも気を使い、スピードに慣れていくのが大切です。

楽勝!になっても油断は禁物

音声の通り、正しい発音・声調・話の区切り方をそっくりそのままマネする事でよりネイティブらしい話し方を習得できます。

ネイティブの真似をするのは非常に大事です。

よく中国人は「duìa~(そうだよ〜)」って言いますが、この短い1つの単語をとっても「The ネイティブな言い方」をします。

ちゃんと意識して特訓を積めば本当にネイティブらしい発音・話し方に近づけるので正しくやるのが大事だと考えてください。

簡単にシャドーイングできるようになっても、音声を置き去りにするのではなく音声のモノマネを意識しましょう。

シャドーイングのコツ

まずはネイティブの読み方を聴き込むそして読み込む

シャドーイングは音声通りに声を出すことが肝です。

先ほど説明したSTEP.1、STEP.2の部分にあたりますが、シャドーイングは前準備の「聴き込み」が大切です。

まずはネイティブの読み方を聴き込み、頭にネイティブらしい話し方を叩き込みます。

そうすることで少しずつネイティブの話し方が分かっていきます。

それをマネして読み込む(シャドーイングする)のが、1番効率的であり綺麗な発音を身につけられます。

中国語ではリスニングの習得が最重要と言えます。
中国語のリスニングを鍛えるならU-NEXTは積極的に使うべきです。
なぜU-NEXTを使うべきなのかなどについては【中国語脳が覚醒】独学にU-NEXTが断トツおすすめな3つの理由をご覧ください。

いきなり長文にチャレンジするよりも単語ごとに区切ってやる

ものによりますが基本的に初めて聴く音声のシャドーイングはなかなか難しかったりします。

少しづつ区切って実践することは全然悪いことではないので、スムーズに話せない部分は単体で練習していきましょう。

もちろん、いきなり長文で行える人は気にせず実践しても可です。
(いきなり簡単に長文をシャドーイングできるレベルの人は、そもそもシャドーイングの練習が必要か怪しいですが…笑)

上級者でない限りはまずサラッと文を読んでいき、つっかえてしまう部分を「ピンポイント=点」で練習し、最後にそれらを組み合わせて「線」で練習するのがおすすめです。

まとめ

ここまで閲覧いただき本当にありがとうございます。

最後のまとめに入ります。

シャドーイングの注意点

  • スピードだけでなく、発音・声調・話の区切り方等ネイティブ音声をそっくりマネる
  • 楽勝になっても音声を置き去りにしない
  • いきなり長文ではなく、点と点を”線”に変えていく

スムーズに話せるようになるために効果絶大なシャドーイングですが、やり方を間違ってしまうと癖がついてしまう場合も。

正しい方法を意識して着実にスキルアップを目指しましょう。

また、間違えたりつっかえたりすることは全然悪いことではありません。

1単語1文をしっかり言えるようにし、少しずつ長文へとチャレンジしていきましょう。

それではまた!

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